胸部プロテクターや脊椎パットなど身を守る安全器具使ってますか?
ボディープロテクター、チェストプロテクターとも呼ばれています。
実はバイク死亡事故の原因、第二位は胸部の損傷による物なんです!ヘルメットと同じぐらい重要な安全器具なんです。
胸部プロテクターを使い始めたきっかけ
プロテクターを使うきっかけになったのは、警視庁主催のライデングスクールの参加条件に「胸部プロテクターは必ず着用してください」と書いてあった事が始まりです。
胸部プロテクターや脊椎パットなんて「サーキット」でハイスピードで走る人が使う物で、普通に公道を走る人には関係ないと思ってたんです。
ふ~んそうなんだ。
そういえばいくつかの他のライディングスクールでもプロテクターが用意されていて、必ず着用って書いてあります。
まずはいつもお世話になっているYSP西東京さんへ行って話を聞いて見る事に。
お話を聞いて見ると、バイク事故の死因の原因で一番多いのは頭部の損傷ですが、次に多いのは胸部の損傷なんだそうです。
バイクで事故った時の最初の凶器は自分のバイク。ハンドルや色んな部品で胸を強打してしまい、それが致命傷になる事も!
次にバイクから飛び出した後、ぶつかった車のボンネットに胸を強打してしまったり、道路にあるいろんな物体に胸を強打して損傷するそうです。
警視庁の集計でも平成27年からの過去5年の死亡事故の平均は「頭部46.6%」「胸部26.5%」「腹部7.3%」でした。
胸部損傷によるライダーのダメージとは
バイクの死亡事故原因の二番目に多い胸部外傷。警視庁は胸部プロテクターの着用を推奨しています。
ライダーの胸部損傷によるダメージで多いのがフレイルチェストと呼ばれる、ちゃんと呼吸できなくなる現象です。
通常ば息を吸うと肺は拡張し吐けば収縮しますが、一本の肋骨が2箇所以上骨折するとその部分の胸郭は不安定となり、フレイルチェストと呼ばれる息を吸ったときに肺が収縮し、吐いたときに拡張する奇異呼吸になる事です。
生命に悪影響がある呼吸法であり、迅速な処置が必要となりますが、他にも次のような事が懸念されます。
- 肋骨や胸骨の骨折により心停止時に有効な心臓マッサージをすることができない場合がある。
- 折れた肋骨が胸郭内臓器や腹腔内臓器を傷つけられる危険性がある。
- 心臓や大動脈を傷つければ失血性ショックによる死亡率が非常に高くなる。
胸部プロテクターはそんな胸周りをダメージから保護してくれます。
胸部プロテクターの購入
お店にもいくつかのプロテクターが置いてあり、マネキンにもプロテクターがついていました。
このプロテクターは胸部と脊椎パットの他にも肩、エルボーなども保護してくれるジャケットタイプのボディープロテクターでかなりすごそうです。
私の性格からして、どうせ買うなら、ついいっぱい付いているヤツなんて思ってしまうんですよね。
「これにしようかな」なんて思っていると、先ずは試着してみてくださいとの事。
マネキンからプロテクターを外して着てみようとしたら、結構着るの難しいんですよね。
五十肩で痛かった事もあり、1人で着る事を断念!
きっとこれは、サーキットやオフロードの大会に参加される方が着込むものなんだと、勝手に納得。
近くのショップにも行って、他のプロテクターも見てきてとアドバイスされ、調べに行って来ました。
でもどれもシックリ来なかったので、YSPで二番目に見たジャケットタイプのプロテクターに決めました。
購入したのはこんなプロテクターです。
装着しやすいのに、胸部パットと脊椎パットがしっかりしていています。
夏はちょっと暑つかったですが、通気性も良いので死んじゃうと言う程ではありませんでした。
冬は結構保温に役立っていると思います。
お店も丁度「プロテクター祭り」みたいや事をやっていたので割引してもらってラッキーでした。