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辺野古|初めての沖縄

今日は沖縄滞在の最終日

朝から雨が降っている。

沖縄観光の最後の目的地に選んだのは辺野古。

翁長知事が米国まで行き米政府関係者に対して辺野古の新基地建設断念と普天間飛行場の早期閉鎖・返還を説いて回った事などメディアを通して話を聞く機会はあります。

「米軍基地」と言う単語は聞きますが、私の周りにはそんな施設は無く、テレビニュースや新聞記事は半分他人事みたいに感じていました。

ですので、沖縄の辺野古の実際を自分の目で見たいと思い最後にここを選びました。

那覇から車で一時間弱で到着です。

辺野古の基地周辺は過疎化した田舎と言うイメージでしたが、
辺野古基地に到着すると雰囲気が全く違います。

ゲートの前には警備員が見張っています。

辺野古のゲートで警備している人

ゲートの向かいには反対派の人の砦があります。

辺野古ゲートの前で反対運動をしている人の砦

非暴力抗議行動の留意点

反対運動をしている人から話を聞きたいと思っていたところ、海岸で反対運動を行っている女性の方からお話を聞く事ができました。

へのこテント村

  • 沖縄は第二次世界大戦で民間の人が強制的に農民兵となり、多くの島民が亡くなった。今、辺野古に基地を作ると言う事は、有事の際にまたここから多くの人を戦場に送り出して行く事になる。そんな悲劇を繰り返したくない。
  • 米軍の基地が出来てしまったら、この浜も自然も長年に渡り私たちの手には戻ってこない。
  • 長さ271メートルの岸壁を作ろうとしているが、これは巨大な軍港機能が付加される事になる。米海兵隊の一大出撃拠点になる事を想定している。
  • 絶滅危惧種となっているジュゴンの生息地である。ここにはジュゴンの海草藻場であり、絶滅を防ぐ為には不可欠な場所である。
  • 普天間基地のとの交換と言っているが、普天間基地をいつ返すかと言う明確な答えはでていない。騙されはしない。

もっと色んな事を説明してくれましたが、覚えているのは上記のような内容です。

砂浜に設置されたキャンプシュワブの境界

実は数日前の朝の散歩で那覇で昔から住んでいる人から米軍基地の事でお話をお伺いする事ができました。

そのおじさんは「米軍基地の返還の活動をしている人は内地から来た人が多いです。米軍に土地を貸している人は年間300万ぐらいの補助金がでています。米軍が無くなり補助金が無くなるのは困ります」と言っていました。

辺野古の基地整備は那覇で生活している人の経済や「尖閣諸島問題」など含めてこんなに深い問題を簡単に「賛成」だとか「反対」だとか言えません。
これからも機会を見つけて勉強して行きたいと思います。

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