植物園は日常と違う場所で開放された気分 (現実逃避?) になり、近くにある手頃に遊べる場所として人気がある所です。
幼い頃は父や母につれられて遠足に来たような気分になり、やがて大人になると恋人との距離を縮めるのに都合の良い場所。
子供ができると家族サービスの場所になり、年老いてはゆっくり進んで行く時間の中に身を置く事ができる。
今まで一度も植物園に行った事の無い人はほとんどいないのではないでしょうか。
一方、それぞれの環境で必死に生き、種を残そうとして色々な戦略を立てた植物達は想像の付かない形や色ずかいに進化しました。
そんな植物達を世界中から集めた図鑑のような場所だから「植物園」が楽いんだと思います。
神代植物園
東京都の都心新宿から20号線と東八道路を使って小一時間、およそ16キロぐらいのところに「神代植物公園」と言う所があります。
広さは47.7haで東京ドーム11個分ぐらいの広さがあり、約4,500種類の植物がおよそ20ぐらいの区画に分かれていて園と呼ばれています。
四季を通じて、春には「梅園」「さくら園」、続いて梅雨には「あじさい園」、秋には「ばら園」といろんな花を楽しめ、森林では季節の表情を見る事ができます。
2015年2月頃、神代植物公園へ遊びに行った時に、およそ一年後に温室がリニューアルされると工事中だったので楽しみにしていたんですが、家内が平日に仕事のお休みが取れたので、バイクでタンデムして遊びに行こうと言う事になりました。
私の住んでいる東久留米市からは、神代植物公園まではバイクで30分ぐらいなんですが、以前は中央線の武蔵境駅の「開かずの踏切」を通過する為、ここだけで20分ぐらい待たされた事もありました。
今は高架になったので渋滞も解消されずいぶんと便利になりました。
武蔵境を過ぎて、日赤病院の角を左折しちょっと行くと調布に抜ける武蔵境通りがあります。この道も整備され道幅が倍以上に拡張されました。
東八道路を交差して二キロぐらい行くと神代植物公園に到着します。
神代植物公園の地図
バイク駐輪場は自転車と共用で無料で利用できます。
神代植物公園の入場は無料で開放されている地区と有料な地区があります。
温室は有料地区なので、入場料500円を購入。
イベントで「秋のバラフェスタ」と盆栽の品評会が開催されていました。
神代植物園の大温室
バラは後から見る事にして、まずはリニューアルした「大温室」へ
正面入り口です。
大温室は6つに区分けた部屋と休憩室に分かれています。
神代植物公園の由来
実はこの「神代植物公園」漢字の名前はずっと「深大植物公園」だと思ってたんでが、「深大」では無く「神代」だと言う事を最近知りました。
なんで紛らわしいんだと思い調べて見たんですが、このあたり一帯は江戸時代は深大寺村と呼ばれていたそうなんです。
それが、明治22年に深大寺村と近隣の佐須村・柴崎村などが合併して神代村となりました。
その後、昭和15年に東京府がこの地に防空緑地を計画して神代緑地と命名して開園し、第2次世界大戦後の農地開放で一旦は半分以上農家に土地を返却しましたが、東京都が昭和36年に再度土地を買収し、神代植物公園として開園しましたそうです。
昭和30年に調布町と神代町とが合併して調布市が誕生しましたが、地名は深大寺となり、同じ場所に「深大」「神代」の二つの名前が出来ました。
深大寺
神代植物公園の隣の深大寺は天台宗別格本山の仏教寺院で、正面前には多くの茶屋が並び、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」ではドラマのロケが行われたりと、観光スポットとしても有名です。
神代植物公園には「深大寺門」と言うゲートもあり、一度退場しても当日であれば再入場が可能なので、物公園散策に疲れたら、深大寺門でランチ兼休憩、また元気になったら物公園に戻って来るなんて事も!
1日遊べます。