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バイク需要の減退は人類滅亡の危機?

日本のバイク需要の減退が始まって10年以上たちます。
今までライバルだったヤマハとホンダが2016年10月に、50CCバイクの生産で「電動二輪車を含めた原付一種領域での協業に向けた業務提携について検討を開始した」と発表しました。

バイク需要の減退

私が高校生だった70年代、バイクは憧れの対象で、バイクに乗って友達の家に遊びに行ったり、近くの山へ散策にいってみたりしたいと思っていましたが、当時は「三ない運動」と言う「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」と言う「どこか」 の指導の元、免許を手にする事はできませんでした。

大学二年生の時、バイトでお金を貯めて自動車免許を取っても車など買う余裕は無く、友達から原付を売ってもらい山や海へ遊びに行きまくってました。
行動範囲が一気に広まった事に嬉しさを感じ、今考えるとよく原付で走ったと思う程遠出していました。
(山の勾配がきつく自走できないので、押して上がってた事も!)

80年代に入るとバイクメーカーは次々と魅力的なバイクを発売しホンダは「CBX400F」を発売!このバイク今では信じられないほど高額な中古車で売買されています。

そんなオートバイの需要は95年頃の年間販売台数90万台近くあったピークを境に若者の車離れが始まり、10年間で一気に50万台程度まで減少しました。

電通のクロスメディア行動調査では「自動車に関心がある」と答えた割合が2001年度から2011年度にかけて20代男性29.4%、女性では25.3%減少していることが明らかになりました。

日本自動車工業会によると、いまバイクに乗っている層は主に50代で、メイン層であろう20~30代の落ち込みが相当なものです。
理由を聞くと

  • 冬は寒く夏は暑すぎで無理
  • ヘルメットが臭い
  • 駐車場が無い
  • 高すぎ

などと言った声が聞こえてきますが・・・

男性の女性化

昔ベストセラーになった本で「人の話を聞かない男・地図の読めない女」と言う本があります。

この本によると、

  • 男は山へ狩猟に出かけて、女は近場で木の実を採取する。
  • 男はどうすれば高速に移動し、獲物を捕獲して楽に持って帰ってこれるか、知恵を絞り工夫した。

この行為は、数百万年の間に人類のDNAに刻み込まれていて、男はいつも「移動を行う」「獲物を運ぶ」と言う手段に目を輝かせ重要な課題としていると解説しています。

以前はだれかと会話するに移動は必要な事でしたが、近年は情報技術が発達して、わざわざ出向かなくても携帯電話で用を伝えれるし、パソコンやスマホを使ったメール、SNSによる伝達技術も発達しました。欲しい物もネットで探して、わざわざ買いに行かなくても購入できます。

メーカーはこれらの事が移動手段を重要視しなくなった要因の一つかも知れないと言ってますが、それ本当なんでしょうか。

男が本能を捨て始めたとしたら!

「草食系男子」などと言う言葉が造形されました。

草食系男子の定義

草食系男子の定義は論者によって異なる。深澤真紀は、「草食男子」を、『恋愛に「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない、「肉」欲に淡々とした「草食男子」』と定義した。森岡正博は「草食系男子」を、「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉食系ではない。異性と肩を並べて優しく草を食べることを願う草食系の男性のこと」と定義した。牛窪恵の定義は深澤の『平成男子図鑑』の論旨とほぼ同様。森岡は、その後、「草食系男子とは、心が優しく、男性らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男子のこと」と再定義した。

草食系男子という造語に対応して、女性に対しても草食系という語が用いられている。「恋愛に苦手意識を持つ女性」「恋愛において受け身な女性」「男性の積極的なアプローチを苦手とする女性」を指すが、「草食系男子」や「肉食系女子」といった言葉に比べると話題になることは少ない

医学的研究

草食系男子の男性ホルモン値について、池岡清光らは草食系とされる平均年齢30.9歳の男性21人のホルモン値を測定し、加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群診断基準の遊離テストステロン境界値以下を示す例を10名(47.6%)に認め、DHEA-sやIGF-1など加齢により減少するホルモンも正常値範囲内であるが低分泌傾向であったと報告している

草食系 – Wikipediaより

この「草食系男子」なのかどうかわかりませんが、1990年代後半から世界共通で男性の精子濃度、精液量ともに著しく減少しているとの調査結果が問題視されはじめています。

読売新聞が2006年5月には「精子の数、日本最下位『日欧共同研究 フィンランドの6割』」と題して状況を報告し、2014年9月5日では「体外受精児 27人に1人」という記事を発表し、男性が女性を妊娠させる能力が減退している事が明らかになって来ています。

人類滅亡の序章?

精子濃度、精液量が減少した理由の一つに「内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン) 」が考えられています。

手軽に食べられるインスタント食品や化粧品などに含まれている、添加物や防腐剤、日持ちさせる為の安定剤、農薬だったりします。

この環境ホルモン、私たち大人が食べている量はさほど問題がないのかもしれませんが、受精して間もない胎児にとってはかなりヤバイものです。

受精時の胎児は色々なホルモンを受けて体が成長してゆきます。受精児の体の構造は女だそうで、大きくなるに従い遺伝子上、男だった時は、自分で男性ホルモンを放出して脳の構造や体の一部を男性化させて行きます。
この時期は絶妙なタイミングが必要でその時に環境ホルモンが邪魔すると、十分に男性化できずに出産と言う事になります。

胎児への環境ホルモンの影響は複雑すぎて、まだ十分解明されていませんが、アメリカ・ フロリダのアポプカ湖の雄のワニのペニスが小さくなって、生殖が出来ないなどということが問題視され、有名になりました。

バイクや車への若者の興味離れが、環境ホルモンによる「男性のDNA」の変化だとしたら、やがて女性にも興味が無くなり、人類が絶滅危惧種になってしまうかも!



そうならない為に
  • 食べ物はインスタント物では無く、なるべく無農薬又は減農薬の物をちゃんと食べましょう。
  • 化粧品、シャンプー、石鹸などは、安易なコマーシャルに惑わされる事なく、安全な物を選んで使いましょう。

元気な男の子を生んで、オートバイ業界のみならず、人類の絶滅危惧を助けよう!!でした。

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